2017年5月12日

ツバメノートができるまで

notes_0511.jpg

つい数日前のこと。

天然生活編集長のFさんと、たわいもない世間話から

Fさんがツバメノートの工場を訪れた際に、とても驚いたという話になりました。

何に驚いたかと言うと、信じがたい昔ながらの製法行程や技術力について。

ツバメノートという名前は知っていても

実際のところそういった事は意外と知られていないんですよね、と。

私宛に数日後、天然生活のバックナンバーが送られてきました。

送り主はもちろんFさんで、それはツバメの特集ページが掲載されている号。

Fさん、いつも本当にありがとうございます。

notes_0511_1.jpg

今日は天然生活のページから、ほんの触りですがツバメのはなしを。

みなさんがいちばん驚かれると思うのが、ツバメノートの罫線。

一般的なノートは、油性インクをオフセットで印刷しています。

短時間で大量に印刷するために、この方法を用いていますが

僅かにインクの部分が盛り上がり、ペン先が引っかかってしまうという欠点も。

ツバメノートは、紙に染み込む水性のインクを使用しているので

罫線も平らかに仕上がり、なめらかな書き味になります。

しかもその罫線は、日本に数台しか残っていないという「罫引き機」で

職人の井口博司さんの手によって1枚ずつ(!)印刷されているのです。

そのため、線の強弱やインクの濃淡も出て、とても味わいのある仕上がりになります。

巷で見かけるツバメノートも、みなさんが使っているツバメノートも

全てこの井口さんの手によるものだなんて、本当に驚きです。

そしてこの繊細で高度な技術を必要とするこの機械を扱える職人さんは

今では東京で井口さんおひとりということ、です。

そんな技術を守りつつ、常に新しいアイデアを次々と製品化してゆく姿勢は

頭が下がるおもいと同時に、個人的にも学ぶべき姿でもあります。

その他にも、オリジナルの「ツバメフールス紙」の誕生秘話や

「ツバメノート」という名前の由来(これは諸説あるらしい)

製造工程もとても細やかにわかりやすく、掲載されています。

この天然生活は、店頭のツバメコーナーに設置していますので、ぜひじっくり読んでみて下さいね。

いつも使っているノートがどのようなおもいで、どのように作られているのか

そしてそれを長きに渡って続けられているということ

そんなストーリーを知ることで、ペンを持つ気持ちもまた変わるのだろうと思うのです。